飼育員ブログブログ

2020年7月21日(火)お肉に弱い業平くん


ハヤブサのオスの業平(なりひら)です。

肉に目がなく,絶食日の翌日は,入り口の前で待ち構えていることがあります。
 
「お肉まだですか~?」

この性格を何かに活かせないかと思って始めたのが,手差しで肉を食べさせるトレーニングです。
猛禽のトレーニングは,餌を減らしてお腹がすいている状態を保ち,体重を管理するため,羽が生え換わる換羽期が終わる秋から冬にかけて行います。
換羽期はエネルギーを必要とするためトレーニングには不向きですが,脳内が肉のことで占められている業平なら,体重管理をしなくても距離が縮められるかもと思ったのです。


「肉は欲しい,でも人間は怖い」と究極の二択を迫られ悩む業平。

高みの見物をしているメスの小町は,業平を「あんたがさっさと食べたら,塊肉を置いていくのに。ホンマにもう!」という感じで見ています。
小町はどんなに肉が欲しくても,ケージの中に人がいると近寄りません。

昼,午後,夕方と肉片を片手に粘ります。
夕方には業平が根負けして手差しの肉を数切れ食べるのですが,最近は知恵がついて時間切れを狙うこともあり,ハヤブサと人間の心理戦が地味に繰り広げられています。
 馬肉の塊をもらった業平。

ゆくゆくは腕に乗せ,いつでも簡単に体重測定できるようにしたいのですが…。
業平は推定年齢11歳。野生ハヤブサの平均寿命が15歳ぐらいなので,ナイスミドルな業平にあまり無理はさせられないし,ぼちぼち続けていきます。


地面で食べているのを見られ,翼を広げて肉を守る業平。


一心不乱に肉を食べる業平。

ハヤブサって可愛いです (*´▽`*)

                               ハヤブサ担当 吉川