飼育員ブログブログ

2020年5月2日(土)厄介な住人

 当園、アフリカの草原のキリン舎には現在3頭のアミメキリンが暮らしていますが,キリン以外にも非常に厄介な住人?がたくさん暮らしています。それはドバトです。朝、キリンをグラウンドに出すためキリン舎の扉を開けると、一晩舎内で過ごしたドバトたちは一斉に外に飛び出して行きます。舎内には特にエサとなるようなものは無いのですが,住み心地がいいのでしょう,最低でも20羽程度は住んでいる感じです。キリン用の吊扉の隙間でキリンが残した乾草を集めて巣を作り,ヒナまで育てています。まるで鳩舎のようです。なんといっても困るのはたくさん糞をすることです。キリンの糞の掃除はしますが,ドバトの糞までは手が回りません。本当に困っています。ご来園の皆様もドバトにエサを与えるのはご遠慮ください。必要以上に繁殖し被害が大きくなります(動物園に限らずです)。よろしくお願いします。


          招かれざる客の面々


       扉を開けると一斉に飛び立ちます


    キリン(イブキ)は,ぼんやり見送ります

アフリカの草原担当 松ぞう