飼育員ブログブログ

2019年10月7日(月)タンザニアへの窓Part1~旅のはじまり~

お待たせしました!(待ってた人はいるかな?)
研修として9月6日~15日にかけてタンザニアで野生動物と
その生息環境の観察を行ってきたのですが,
その時の内容を少しずつ公開していきたいと思います!
今回は「調べてきてほしい内容」も事前にSNSで募集しましたので,
その情報もお伝えしていきたいと思っています(^^)

~日本からタンザニアへ~

成田空港からまずは経由地の韓国・仁川空港へ。
そしてエチオピアのアディスアベバで航空機を乗り換えたのち,
ようやくタンザニアのダルエスサラームに到着しました。
移動時間は22時間10分(機内で18時間40分)でした…
初の長距離フライトでしたが…寝れるとなんとかなりますね(^^)

~タンザニア到着!まずはキゴマへ!~

今回の研修ではゴンベ・ストリーム国立公園と
セルー動物保護区での動物の観察がメインになりました。
今日はまずキゴマ&ゴンベでのお話をしていきます!
ダルエスサラームからキゴマまでは飛行機で約2時間…

キゴマ市内に到着しました!
キゴマはタンガニーカ湖に面した都市で,お隣の国ブルンジにも近いです!

“バジャジ”と呼ばれる3輪タクシーが行き交う観光地でもあります。

道路の舗装や建設中の建物も多く,少しずつ整備が進んでいるようでしたが,
停電などは比較的多く,発電事情はタンザニア内でも課題のひとつのようです。


市場ではたくさんのフルーツの他にも,“カンガ”と呼ばれる
衣類や風呂敷に用いられるタンザニアを代表する一枚布がありました。
布の模様が元々はホロホロチョウに似ていたことから,
カンガと呼ばれるようになったそうです。
(スワヒリ語でホロホロチョウはkanga)
←京都市動物園のホロホロ達♪
タンガニーカ湖は世界で2番目に深い湖で,ダガー(スワヒリ語で小魚)や
ナマズ漁が行われていて,周囲の漁村の貴重な収入源になっています。

小型の帆船で漁をしています。

タンガニーカ湖に沈む夕日はとても綺麗なことで知られています(^^)
そんなキゴマからボートで約2時間…
チンパンジーの住む「ゴンベ・ストリーム国立公園」へとやって来ました!

タンザニアの国立公園としては最小で面積は約52km2(西京区の約0.9倍)
イギリスの霊長類学者であるジェーン・グドール博士が
野生チンパンジーの研究を始めた場所として知られています。
チンパンジーだけでなく多くの動物・植物に恵まれた環境で,
上陸してまもなく彼らの歓迎を受けました…


アヌビスヒヒ(Olive Baboon)達です!
宿舎の周りに,それはもうたくさん居ました(^^;)


マンゴーの実を樹の上や地上で美味しそうに食べていました。
3年前に来たメンバーは同じ宿舎近くの樹でマンゴーを食べる
チンパンジーを見ることが出来たそうです(^o^)/

さてさて,今回はチンパンジーに出会えるのでしょうか…
長くなってきましたので続きは次回のブログで!

                         アラマキ