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2019年7月16日(火)昔の美都part1~イベントまであと4週間~

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いよいよ1か月前

8月12日の世界ゾウの日イベントまで…あと4週間!
美都来園40周年と合わせて,今日は昔の美都part1をご紹介します♪

1979年にマレーシアからやってきた美都。
推定8歳,約1t,体高は約1.8mと子ゾウの面影を残していました。

2日間という長旅を終えて京都へやってきましたが,
とても落ち着いていて,付き添いの調教師カマルディン氏と一緒に
昔のゾウ舎の寝室へと入りました。

ちなみに「美都」は日本にやってきてから公募で決まった名前で,
もうひとつ「ウビ」という名前を持っています。
日本とマレーシアの親交がイモのように根付くようにと願いを込めて,
「ウビ」(マレー語でイモの意)という名前が現地で贈られていました。

美都は来園当時,先に飼育されていた「古都」(メス・当時2歳)とも
すぐに馴染んで仲良く暮らしていました。
しかし…わずか1か月足らずで古都が急死。
1頭となってしまった美都ですが,翌年(1980)に
京都ライオンズクラブ様から寄贈いただいた「友」(メス・当時生後3か月)
が京都市動物園へやってくることになりました!

左:友(とも) 右:美都(みと)

友が幼い頃には,日差しの強いグラウンドで昼寝をする友のために
体を張って日陰をつくってやるなど,よく面倒をみており
優しいお姉さんぶりを発揮していました。
彼女らは京都市動物園の人気者になっていきました。

part2へ続く