2018年2月11日（日）ヒトは春の訪れを生き物たちで感じる！

みなさんは「まだまだ寒いけど，もう春はそこまで来ているなぁ・・・・」と感じるきっかけは何ですか？

私はいろいろな生き物で感じることが多いです。
多分みなさんもそのような方が多いのではないでしょうか。

梅のつぼみがどんどんふくらんできました。

ふきのとうも顔を出しました。

植物だけではありません。
夏の終わりから飾り羽が抜けてさみしい姿になっていたインドクジャクのオスはすっかり飾り羽が伸びてきました。
まもなく繁殖期です。

手前がオス，奥にいるのがメスです。

今まで全く姿を見せなかったイチモンジタナゴも最近はよく姿を見せてくれるようになりました。

エサにも反応し，すぐに食べてくれます。

これは，園内にいる野鳥「エナガ」です。
冬の間は群れで過ごしていたエナガたちはこれからペアで行動するようになります。

鳥も魚も春に繁殖する生き物たちは，春に向けて体の中では秋・冬から繁殖の準備が始まっているそうです。
春と感じてから準備が始まるわけではないのです。

いくら寒くても，日照時間は春に向かっているので，彼らはしっかりと春を感じているのでしょう。

ヒトは寒い時には暖房を，暑い時には冷房を，暗い時には電気をつけて明るく・・・という生活をしていますので，自然の生物に春を教えてもらっている気がします。

種の保存展示課　タカギナオコ