飼育員ブログブログ

2017年6月22日(木)ラオスに行ってきました🐘 その5 ~ナンプーィ自然保護区編~

ゾウ祭りで存分にゾウたちとふれあった我々が次に訪れたのは,
ラオスで2番目に多くの野生ゾウ個体群が生息している
“ナンプーィ自然保護区”です。
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サイニャブリ―県にあり,その広さは1912k㎡。
普段は人の立ち入りが禁止されているのですが,
今回は特別な許可を得て入ることができました!!


バナナの木や竹が多く生えています。
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野生ゾウに出会うことはありませんでしたが,
あちこちにゾウの痕跡を見つけることができました!!

ゾウの足跡
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ぬかるみにはたくさんのゾウの足跡がありました。

ゾウの糞
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動物園のゾウたちの糞よりも繊維質が多いです。

ゾウが通った道
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草がキレイに踏み倒されています。
トレッキングしている道を横断して森の奥へと続いていました。

ゾウが折ったバナナの木
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太いバナナの木が根元から折られています。

塩場
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ゾウたちが塩分補給に来る所(池?)なんだそうです。
確かにゾウの足跡がたくさんありました。
なぜかはわかりませんが,ものすごく鮮やかな黄緑色(笑)✨

たくさんのゾウの痕跡を見つけるたび,
「野生ゾウがここにいた!今ゾウと同じ道を自分の足で歩いてるんだ!!」
と思って,とてもワクワクしました(´艸`*)

歩いていて感じたのが,あまり直射日光に当たらないということです。
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木々が高く生い茂る森の中はほとんどが日陰で,
気温は30度を超してはいますが,
乾季でカラッとしているので割と快適♪

この森と比較すると,今の動物園の展示場は非常に開けていて
夏は強烈な直射日光にさらされます(-_-;)☀
10@
暑さ対策としては,プールと2ヶ所のシャワーがありますが,
日除けとなる木はまだまだ小さくて
ゾウたちが休めるような陰を作ることはできていません。。。
展示場の広さ,ゾウの力と器用さを考えると容易ではないですが,
なんとか一部だけでも夏の日差しを遮れるような場所を作ってやりたいと思いました。


担当:くろ


次回は,ついに最終回!!
ゾウ保護センター編をお送りします☆
お楽しみに~♪