飼育員ブログブログ
2016年6月10日(金)夏にそなえて
アカゲザルのいるサル島は小屋はあるものの,日影が少なく夏にはとても暑くなります。
日影を作る寒冷紗や屋根をつけるとそこから登って逃げてしまうかもしれないので,なかなか設置できません。
そこでゴーヤやヘチマでグリーンカーテンを作ろう!!と思い立ちました。
アカゲザルたちはご高齢になり,かなり落ち着いたものの,新しいもの大好き!かじるの大好き!遊ぶの大好き!!なので,
プランターを入れてもすぐに倒したり苗を抜いてしまうだろうと思いましたが,まあちょっとでも土や苗で遊べたら楽しいやんね♪とダメモトで入れてみました。
まずは練習として,エンバク(麦の一種)を入れてみると・・・
立っとる(笑)。
「やじうま」ならぬ「やじざる」がたくさん群がり,5分ですべて食べ終わりました。その後は勇気のある1頭(ヨコちゃん)がプランターを倒し,我も我もとみんなで土で遊んでいました(^^;)
やっぱりアカンか~と少し残念に思いながらも,次は本番のゴーヤとヘチマを植えてみました!
ちょうどこの時に中学生チャレンジ体験があり,京都市立嘉楽中学校の2年生が4名手伝ってくれました。重い土運びありがとー!!
なんとこのゴーヤとヘチマはサルたちは少しも触りません!
葉っぱを噛んだりちぎったりした形跡もありません!なんで!?
中学生の願いが通じたのかな?
ちゃんとした理由はわかりませんが,もしかしたらこの夏はグリーンカーテンの下で涼むサルたちがご覧になれるかもしれません♪
サル島園芸部 部長 板東はるな