飼育員ブログブログ

2013年11月15日(金)タンザニアに行ってきました④~セレンゲティ国立公園編1~

今回は,セレンゲティ国立公園の動物たちについてご紹介します。

セレンゲティ国立公園は,タンザニアを代表する国立公園で,京都府の面積の
3倍以上もあるとても大きな国立公園です。

「セレンゲティ」とは,マサイの言葉で「果てしなく広がる草原」を意味しますが,
その言葉の通り一面の草原が広がっていました。


「セレンゲティの草原」

「果てしなく広がっています」

セレンゲティでは,たくさんの動物たちに出会うことができました。


「ライオン」

「ダチョウ」

「アフリカスイギュウ」

「グラントシマウマ」

「ヘビクイワシ」

「カバ」

セレンゲティでは,人が通れる道が決められているのですが,とても近くでキリンとゾウを観察できました。
とても人に慣れているのだなという印象を受けました。

特に,私たちから3mほどしか離れていったところをゾウが横切っていく様は大迫力!!
息遣いまで聞こえてきました。


「近くで見たキリン」

「大迫力のゾウ」

たくさんの動物たちの中で,子どもの動物も多く見られました。


「ゾウの子ども」

「チーターの子ども」

「インパラの子ども」

「キリンの子ども」

動物園だと,子どもが産まれるとお祭り騒ぎだったりしますが,
野生ではとても自然なことで,そうでないと命はつながらないのだな
と思いました。


セレンゲティから一歩外に出ると,普通に人々の暮らしが垣間見られます。


「セレンゲティ近くで飼われている牛」

「村の様子」

国立公園と聞いて,人里離れた場所にあると思っていましたが,
そうではないということが分かりました。
そのような状態なので,人の飼っている動物の病気が野生動物に
うつってしまうこともあるそうです。

また,密猟のワナが足に残ったままのシマウマも見かけました。
密猟は過去の話かと思いきや,現在もまだ行われているのだなと
実感した瞬間でした。


今回の訪問で,野生動物と人の共存の難しさも感じました。

 


さて,11月16日(土)にタンザニア研修のお話をします!!
13:30から動物図書館視聴室にておこないますので,
お時間のある方は,ぜひお越しください♪

 

 

サル舎担当:しまだかなえ