飼育員ブログブログ

2012年11月28日(水)KARIBU TANZANIA~タンザニア研修報告 釜鳴目線②~

今回はチンパンジーのお話です♪

ゴンベ・ストリーム国立公園にはたくさんのチンパンジーが暮らしていて,
私たちは生き生きとした,彼らの様子を近くで観察することができました。

チンパンジー達には一頭ずつ名前がついていて,詳しく観察・研究がされています。


グレムリン(右)とギズモ(左)親子
グレムリンはいつも口が開いているそうです。
ガイドはこれを「彼女のスマイルだよ!」と説明していました!
口が開いているところが,当園のゴリラのゲンキにちょっと似ていますね~
 


チンパンジーが達がこんな近くに!
人間に慣れているので,そばにいても気にすることなく自然に過ごしています。
この時も,子ども(ギズモ)が母親(グレムリン)にじゃれていました。
 

こどものお尻に注目してみると,白い毛が生えていますね。
これはベビーシグナルといって,子どもの時期だけあります。
これがあると,群れの中で攻撃されることはなく守られます。

ちなみに,ゴリラの赤ちゃんにもあるんですよ!
【おまけ1】

ゲンタロウのお尻

そして,チンパンジーが笑っているところも見られました。
これはプレイ・フェイスといって類人猿では,くすぐり遊びの時など,よく口を大きく丸く開けて笑います。
おとなも子どもも笑っています。

【おまけ2】

ゴリラも同じく笑います。
 
木の上では…


年の近い子ども達がもつれ合って大興奮で遊んでいました。

こんなチンパンジー達の様子を見ていると,動物園で群れで飼育する大切さを実感し,チンパンジーだけではなく,他の動物も笑って暮らせる環境が作れたらなぁ…と,思いました。


それでは,また次回~♪

カマナル