救護センターブログブログ
2023年7月27日(木)ツバメのその後
6月7日の救護ブログ「ツバメ類の受難の年」で紹介したツバメのその後です。
週に2回ほど注射による治療を続けていましたが、神経症状が改善する兆しはなく、注射の回数も増えてきました。
すでに断翼処置を取っていたので、飼育ボランティア様に預けることが可能か検討し、困難と判断したため、安楽殺を選択しました。
解剖検査の結果、脳出血が見られました。
元気になってほしいと思い、ツバメに頑張らせていたのかもしれません。
このツバメの右足には環境省の脚環が付いていました。
去年に伏見区で放野したツバメだったそうです。
海を越え、また海を越えて戻ってきて、営巣中にネコに襲われました。
ネコに罪はないです。
飼えなくなって野に放した人間に罪がある、というのは言い過ぎでしょうか。
野生鳥獣救護センター よしかわ