救護センターブログブログ
2023年7月22日(土)ホンドフクロウ、放野を目指して
ホンドフクロウを保護しています。
カラス除けネットに翼が絡まっていました。
ネットを取り除き、傷んだ羽を抜きました。
鳥の羽は折れると、新しく生え変わるまでそのままの状態です。
折れたところから伸びてくることはありません。
翼の羽が折れて飛べなくなっていたので、羽を抜いて、生えてくるのを待ちました。
そして1か月後。
鞘に包まれた短い羽が生えていました。
もっと伸びているかなと思っていたのですが、もう少し時間がかかりそうです。
昼間は枝でじっと過ごし、たまにストレッチのようなことをしています。
片翼と足を伸ばしたり(この動作は、鳥の愛好家の間ではスサーと呼ばれています)、前かがみになって両翼を持ち上げるエンジェルポーズをしたり。
まだ放野できるまでには飛べないのですが、部屋の四隅にフンが落ちていることから、夜はそれなりに動き回っているようです。
早く羽が伸びてきたらいいな、と思いながら見守っています。
野生鳥獣救護センター よしかわ