救護センターブログブログ

2022年12月27日(火)今年を振り返って

2022年も残すところ、あと数日となりました。
今年も野生鳥獣の救護活動にご協力いただき、ありがとうございました。
12月27日現在までに、2種2頭の哺乳類と35種59羽の鳥類が保護されました。

原因不明で運ばれてくる野鳥が多いのですが、症状から推察するに、何かにぶつかったことが原因と思われるケースが多く見受けられました。

窓ガラスに外の景色が映り込むと、野鳥はガラスに気づかずに猛スピードでぶつかることがあります。
カーテンを取り付ける、すりガラスシートを張るなどの対策をとっていただければ、命を落とす野鳥も減るのではと思います。


他にも、ネズミ捕り粘着シートに引っ付いて粘着剤まみれになったり、ネットに絡まって足を骨折したり、違法に捕らえられカゴの鳥になっていたり、人の暮らしかたや行いが原因で保護された野鳥の持ち込みがありました。
お互いが平穏に暮らしていけるよう、少しだけ野鳥への心配りをお願いしたいと思います。

救護された鳥獣の放野率は約3割と言われます。
やむを得ず安楽殺せざるを得なかったり、治療の甲斐なく数日で亡くなったりする中、今年はハイタカやオオコノハズクなど18羽が野生復帰を果たしました。
 

野生鳥獣救護センターは12月28日から1月1日まで年末年始のお休みとなります。
皆さま、良いお年をお迎えください。

野生鳥獣救護センタースタッフ一同