救護センターブログブログ

2022年10月22日(土)アオバズクが来ていました。

行く鳥、来る鳥のこの季節。
南の国へ帰る夏鳥が救護センターに運ばれてくると、渡りに間に合うのかと不安になったり、いやいや何としてでも間に合わせたい!と気合が入ったりします。

衝突疑いでやって来たアオバズクは、骨折はなかったものの、段ボール箱に寄りかかってお尻を付けて座るのがやっとの状態でした。

足をケガしているわけではなく、体のバランスがとれなくて、よろけます。
両足で立つことができないから、止まり木にも止まれない。
だんだん寒くなってくるのに、ホンマに渡りに間に合うのか?

数日たち、室内で放してみたら、超低空ながらも旋回飛行を披露 (*^_^*)
これはいける!と思い、2畳ぐらいの広さのケージに移しました。
しかし、すみっこでじっと固まっているだけ ( 一一)
それは何なん? 確かにアオバズクは夜行性のフクロウやけども。
昼間もちょっとは飛ばんと、リハビリになれへんやん!
という思いは、さらに広いケージに移した時に伝わったようです。

見るたびに止まっている場所が変わっていて、あっちでチョコン、こっちでチョコン。
 
順調にリハビリしているようだったので、明日になればさよならかなぁと思ったものです。
夏が戻って来たかのような暑い日に、アオバズクは羽ばたいて飛んでいきました。

野生鳥獣救護センター よしかわ