救護センターブログブログ

2022年7月3日(日)野鳥のヒナについて

 春から夏にかけて、鳥のヒナに関する問い合わせが多くなります。救護センターでは幼鳥は受付できません。ヒナは餌のとり方なども含め、天敵などもいる厳しい自然の中で生きていく術を、親鳥から教わります。そのため、巣から落ちたヒナを見つけた場合は、落ちていた場所の近くに巣があれば、可能な範囲で元の巣に戻します。巣の場所がわからない場合などは、カップ麺の容器などを用いて、巣の代わりになるものなどをつくり、設置可能な場所に設置し、ヒナを巣の代用品に入れ、再び親鳥がヒナを育てることができる環境をつくります。
 その他にも、少し成長したヒナが親鳥と共に餌をとらえる練習や飛ぶ練習をしているところを、ヒナが巣から落ちていると勘違いし、救護者が連れ帰ってしまうこともあるので、注意が必要です。

(写真:ツバメのヒナ)

救護センター:なが