救護センターブログブログ

2021年11月7日(日)野鳥が好きな秋の実

救護センターにはメジロ,アオバト,イソヒヨドリなど,木の実を食べる鳥が保護されています。
リンゴ,バナナ,オレンジ,柿などの果物をエサとして用意していますが,木の実も添えると多様性に富んだエサとなり,鳥たちの受けも良いようです。
園内の木の実を毎日ちょっとずつ収穫して,新鮮なものを与えています。

 
メジロが好きなのは,シソ科のコムラサキ。
紫色の小さな実はよほどのご馳走なのか,真っ先に食べます。

 
アオバトはモチノキ科のソヨゴがお気に入り。
小さなサクランボのような姿をした実です。赤く色づいた大きめのものを選んでいます。

 
イソヒヨドリは,よくアケビ科のアケビを食べていました。
種の周りのゼリーのような白い部分が甘くて美味しいですね。
アケビの収穫はもう終わりましたので,他のものを試しているところです。

  
左から,バラ科のピラカンサ,モチノキ科のモチノキ,ニレ科のエノキ。
ピラカンサやモチノキは,真っ赤に色づいてきたので,これからが食べ頃です。
今年のエノキは不作なのか,実った時期が早かったのか,今はあまり見かけません。
地面に落ちて硬くなっても,種子食の鳥には人気のある実です。

野生鳥獣救護センター よしかわ