救護センターブログブログ

2020年6月1日(月)5月に救護された鳥たち

5月はツバメ,ホンドフクロウ,マガモ,チョウゲンボウ,メジロの
5種5羽の鳥が救護されました。
マガモとメジロは自然に帰り,ツバメとチョウゲンボウは亡くなりました。
ホンドフクロウは現在も保護しています。

 マガモ
 チョウゲンボウ(参考写真)

マガモとチョウゲンボウの救護原因は,カラスによる襲撃です。
カラスに襲われ逃げているところを保護されました。
この時季はカラスもヒナを育てなければならないので,エサになりそうな鳥を見つけて一生懸命なのでしょう。
カラスが悪者扱いされるのは,何だか不憫に思います。


ツバメは交通事故に遭いました。その現場に居合わせて保護された方の話では,3台の車に次々にはねられたとのことでした。
はるばる海を越え,山を越え,雨の中もひたすら飛び続けて,やっと日本にたどり着いたのに,と思うと残念で仕方ありません。

 メジロ(参考写真)
メジロは衝突の疑いで救護センターに来ました。
翌朝には元気を取り戻し,木立の中へ姿を消しました。

 ホンドフクロウ
ホンドフクロウは救護された当初はかなり痩せていましたが,
体重が3割近くも増えました。
順調に回復しているので,そろそろ放野できるのでは,と期待しています。

                               救護センター担当 吉川