救護センターブログブログ
2020年3月24日(火)星羽白
ホシハジロを放野しました。
救護センターに来たときは,栄養失調で衰弱していました。
うちでできることと言えば,食べさせることだけ! (;^_^A でもないのですが)
初日は警戒して,ほとんど食べませんでしたが
空腹と恐怖を天秤にかけ,食欲が勝ったようでした。
エサをしっかり食べて元気が出てくると,水槽にも入れます。
もともと水鳥用の水槽付きケージがあるのですが,結構狭いのです。
もっと広々としたプールがあれば,と数年前に購入したのがプラ舟です。
セメントを砂利と混ぜるときに使う容器ですが,
歴代の水鳥に好評です。
左上からマガモ,カルガモ,キンクロハジロ,ウミネコです。
ホシハジロはと言うと
掃除やエサやりで近づくと,潜って逃げようとします。
さすがは潜水採餌ガモ!
順調に太ってきていると思った矢先,便に寄生虫が交じっていました。
きしめんのような,葛切りのような感じの条虫です。
これ以外にも30センチぐらいの長さの条虫も出ています (>_<)
駆虫薬を喉の奥に突っ込んで飲ませました。
肉や魚を食べる動物ならば,薬をエサに仕込んで食べさせることができますが,
こういうエサでは,ちゃんと薬を飲んだか分からないので,
手荒なことをして,嫌われてしまうのです (T_T)
まだ仲間のカモがいる時期に放野できて,とりあえずホッとしました。
放野の様子を動画に撮りましたので,こちらもご覧ください。
救護センタースタッフ 吉川