救護センターブログブログ
2019年12月19日(木)11月の救護状況
<救護件数>
11月は鳥類8種15羽の搬入がありました。
そのうち,オオミズナギドリが3羽,無事に野生へと帰っています。
オオミズナギドリ
<救護原因>
「京都府の鳥」にも指定されているオオミズナギドリの搬入が相次ぎました。
京都府下では冠島にて唯一生息しており,
11月上旬に渡り*のために島を離れます。
その際に,悪天候や体力不足により地面へ落下してしまう個体がいますが,
海上で生活をする鳥のため,その体のつくりから地上から自力で飛び立つことが難しいといわれています。
環境の変化からか救護センターに搬入されても自力で餌を食べずに
衰弱死してしまうケースもあります。
<対策>
11月のオオミズナギドリに次いで,これからの時期はオオタカやハヤブサ,
フクロウなどの猛禽類の救護件数が増加する傾向にあります。
交通事故等にも十分ご注意いただき,傷付いた野生鳥獣を見かけた際には
救護センターまでご連絡ください。
TEL 075-771-4627
ご協力よろしくお願い致します。
(*渡り…鳥類において食糧,環境,繁殖などに応じて定期的に長い距離を移動すること。)
救護センター担当 アベ