救護センターブログブログ
2019年11月3日(日)10月の救護状況
<救護件数>
10月は鳥類6種6羽の搬入がありました。
そのうち,アオサギ,キビタキ,マミチャジナイが無事に野生へと帰っています。
アオサギ
キビタキ
マミチャジナイ
<救護原因>
交通事故に遭い,右脚を複数個所骨折したカルガモが搬入されました。
野生復帰が困難であったため,獣医師の判断により,
やむを得ず安楽処置を選択しました。
カモ類は人と生活圏が近いことから交通事故に遭いやすい傾向があります。
今年度は上記の個体以外に,6月にマガモ,7月にカルガモ,9月にコガモが
交通事故により搬入されていますが,いずれも残念ながら搬入されてすぐに
死亡しています。
昨年度も交通事故により15羽が搬入されていますが,事故の衝撃により,
翼や脚の骨折,内臓の損傷など致命傷を負う個体が多く,
そのうち野生復帰ができたのは4羽のみです。
<対策>
カモ類が生活する水辺の近くを運転される際や動物注意の看板を見かけた際には少し注意をして頂けると幸いです。
また,タヌキやキツネなどの哺乳類にとっても秋は親離れの時期です。
まだ経験が少なく交通事故に遭う可能性も高くなりますので,
山道を運転される際にはご注意ください。
ご協力よろしくお願い致します。
救護センター担当 アベ