救護センターブログブログ
2019年8月2日(金)そばにいるよ アオバズク
京都の森にある救護センター掲示板では
京都市内で見ることのできる野鳥を随時,紹介しています。
今回は,アオバズクです。
毎年のように救護センターに持ち込まれ
そのたびに「なんか可愛い」と思っていました。
その「なんか」は何なのか,今回,やっとわかりました。
頭の形がマトリョーシカと同じなのです。
マトリョーシカとは,入れ子細工になっているロシアの民芸品で
スカーフ姿の可愛い女の子がポップに描かれています。
アオバズクは小柄でずんぐりしているし,マトリョーシカにはピッタリな体つき。
誰か作ってくれないかな~。
可愛いアオバズクですが,猛禽なので鋭い爪をしています。
小さいからと高をくくっていると,痛い目に遭います。
あの爪で,小型の哺乳類も捕まえるのですから。
大型の昆虫も大好きで,セミやカブトムシをよく食べますよ。
アオバズクは夜行性で,昼間は枝の上に止まって,じっとしています。
目を閉じてうつらうつらしていたり,
黄色い瞳(虹彩)を開けて起きていたり。
巣立ち間近なヒナが姿を見せることもありますので,
子育ての邪魔にならないよう,大声を上げず,近づきすぎず
そっと静かに見守ってあげてくださいね。
フラッシュ撮影は厳禁ですよ!
救護センタースタッフ 吉川