救護センターブログブログ

2019年7月17日(水)6月の救護状況

<救護件数>
6月は鳥類3種3羽の搬入がありました。
そのうち,メジロが元気に野生へと帰っています。

<救護原因>
川の中で動けずにうずくまっていたアオサギが搬入されました。
診察の結果,右下腹部の裂傷,左第三指が骨折しており,
残念ながら翌日に死亡しました。

サギ類は人と生活圏が近いことや飛翔スピードが遅いことから
交通事故に遭うケースが多い種でもあります。
骨折などの重傷を負っている個体が多いため野生復帰率は低く,
昨年度に搬入されたサギ類5種12羽のうち,
野生復帰できたのは1羽のみです。

                アオサギ

                ダイサギ

<対策>
これからの時期は幼鳥の巣立ちや幼獣の親離れが始まる時期です。
経験が浅い分,交通事故に遭う可能性も高くなります。
街中で野生動物を見かけたり,動物注意の看板を見かけた際には
スピードダウンを心掛けて頂けると幸いです。

ご協力よろしくお願い致します。

 

救護センター担当 アベ