救護センターブログブログ

2019年7月4日(木)花だより 17 ミツバ

 メジロ
「見たままの名前やん! って,うちもか」

京都の森にある救護センター掲示板周りに限定した植物紹介です。
見過ごしてしまいそうな小さな花を中心にお届けします。


ミツバ(セリ科)

3枚の葉が次々に生えてきて,これは何だろうと見守っていましたが
茶色くなった葉と茎をちぎった時に,いい香りがしました。
日本のハーブ,ミツバでした。
小さな小さな,本当に小さな花が咲いています。

近寄らないと,つぼみなのか咲いているのか,分からないほどです。

さて,ミツバはどこにあるでしょうか。

ここです。

市販されている水耕栽培のミツバとは雰囲気が違いますね。
見た目がワイルドで,葉も大きくてゴワゴワ。
ミツバと判明しても,何だか筋っぽい感じがするので,食べたことはないです (;^ω^)


ミツバの葉は,小さな葉が3枚セットで1枚となっています。
こういう3枚セットの葉を,三出複葉(さんしゅつふくよう)と言います。

そして,葉っぱの縁がギザギザしているものを,鋸歯(きょし)と言います。
ノコギリみたいですね。
ミツバはギザギザの山にも,さらに小さなギザギザが刻まれています。
ギザギザにギザギザが重なっているので,重鋸歯(じゅうきょし)と言います。

葉っぱに関する用語を覚えておくと,いつか役に立つかもしれませんよ。

                               救護センタースタッフ 吉川