救護センターブログブログ
2019年5月23日(木)花だより 07
カワセミ
「いずれアヤメかカキツバタ・・・う~ん」
京都の森にある救護センター掲示板周りに限定した植物紹介です。
掲示板の下に咲いているのは,果たしてアヤメかカキツバタか。
アヤメもカキツバタも,そしてハナショウブもアヤメ科の植物で
よく似た雰囲気の花を咲かせます。
花びらの模様や咲いている場所(生育地)を覚えると
それぞれの違いがわかりますよ。
アヤメは花びらに網目模様があります。
陸地に咲きます。
なので,掲示板の下に咲いているのは,アヤメでした (*^▽^*)
カキツバタは花びらに白い線が一本入っています。
水辺に咲きます。
ハナショウブは園芸種なので,様々な色の花が咲きますが
花びらの付け根に黄色い部分があります。
ハナショウブの苗を畑や鉢植えで育て,
花が咲くときだけ畑に水を張ったり,水辺に移植したりします。
これは,花の美しさを際立たせるための演出です。
最近よく見かける黄色い花のキショウブです。
明治中期に観賞用として持ち込まれ,野生化しました。
繁殖力が強く,水辺や湿地に分布を広げています。
日本の侵略的外来種ワースト100指定種で,
外来生物法では要注意外来生物に指定されています。
救護センタースタッフ 吉川