救護センターブログブログ
2019年5月17日(金)4月の救護状況
<救護件数>
4月は鳥類5種6羽の搬入がありました。
そのうち,次の3羽が無事に野生へと帰っています。
ツバメ
サシバ
キビタキ
<救護原因>
搬入された6羽のうち2羽が窓ガラスに衝突したことが原因でした。
多くの野鳥の場合,窓ガラスの存在に気付くことができません。
向こうの景色が透き通って見えたり,窓ガラスの反射により,
草木や空があると勘違いし,全速力で衝突してしまいます。
特にこの時期は渡り鳥の移動や,親鳥から巣立ったばかりで飛翔に慣れていない幼鳥が多く,事故も増加傾向にあります。
衝突すると骨折や脳振とう,神経症状のほか,
衝撃により死亡してしまうケースも少なくありません。
神経症状により頚(くび)が傾いたメジロ
<対策>
窓際にカーテンやすだれをかけましょう。
反射を防ぐので,野鳥の衝突を避けることができます。
↓
救護センターの窓もしっかり対策をしています。
ご協力よろしくお願い致します。
救護センター担当 アベ