救護センターブログブログ

2019年5月15日(水)そばにいるよ オオルリ

京都の森にある救護センター掲示板では
京都市内で見ることのできる野鳥を随時,紹介しています。
今回は,オオルリです。

よく通る澄んだ声でさえずる音色は美しく,ウグイス,コマドリとともに
日本三大鳴鳥に挙げられています。
さえずりはオスが伴侶を求めたり,縄張りを主張するために鳴くのですが
オオルリはメスもさえずります。
巣に近づく外敵に対して警戒するためだそうです。

成鳥のオスの羽は青く輝き,見る人を魅了します。
なので,思いがけずオオルリと出会うと
カメラを出して撮ろうか,そのまま見ておこうか,
そばにいる人に教えようかと慌てふためき
そうこうしているうちにオオルリが姿を消すということがあります。(経験者は語る)

        豆粒サイズですが,落ち着いて撮れました♪

一目見ただけでも「キレイやったわ~ (*´▽`*)」と,うっとりするので
オオルリは本当に幸せの青い鳥ですね。
オスがあの美しく青い羽に生え揃うには,3年ほどかかるそうです。
 半分青い

救護センターでは毎年のように保護されています。
どのオオルリも水浴びが大好きで,時にびしょ濡れになることもあります。

びしょ濡れだとみすぼらしいなぁと思っていたら,
「それはオオルリの状態が悪いから」と指摘されました。
確かに,自然界にいるオオルリなら,こんな姿にはならないですね。

長い間,狭い鳥カゴで安静にさせて保護していると,
なかなか羽繕いさせることができないので,
久しぶりの水浴びでびしょ濡れになったのでした。
みすぼらしいって言ってゴメンね <(_ _)>

                               救護センタースタッフ 吉川