救護センターブログブログ
2019年4月6日(土)そばにいるよ ゴイサギ
京都の森にある救護センター掲示板では
京都市内で見ることのできる野鳥を随時,紹介しています。
今回は,ゴイサギです。
夜中に「クワァ,クワァ」と鳴き声が聞こえたら,それはゴイサギかもしれません。
ゴイサギは夜行性のサギで
夜にカラスのように鳴くので,夜烏(ヨガラス)の別名があります。
学名のラテン語でも Nycticorax nycticorax (夜のカラス)です。
ゴイサギの幼鳥はホシゴイと呼ばれています。
茶色い羽に入った白い斑点が,星のように見えるからです。
治療後のホシゴイです。
成鳥は青みがかった暗灰色の羽をしています。
成鳥の羽になるまでには,3年ぐらいかかります。
脚は幼鳥も成鳥も黄色ですが,繁殖期には鮮やかな紅色の変わります。
この婚姻色は,繁殖期の一時期にしか見られないそうです。
↑うっすら婚姻色が残っているように見えませんか?
そうであってほしいと思い過ぎて,脚がピンク色に見えてしまいます (;^ω^)
やっぱり違うのかな…
手前にいるのはタイワンリスです。
いつ見ても肩をすくめて,背中を丸めている感じですが
奥にいるゴイサギは姿勢がいいですね。
救護センタースタッフ 吉川