救護センターブログブログ
2019年3月13日(水)ハイタカの目は口ほどに物を言う
肩関節を脱臼したハイタカが来ていました。
ハイタカはハトぐらいの大きさの小型のタカです。
ハイタカはとても神経質で,鷹狩に使われたタカの中でも調教が難しく
江戸時代は鷹匠頭が担当する格上のタカだったそうです。
胸を張って枝にとまる姿はキリッとして,凛々しさにあふれています。
キャ~~カッコいい~~~♪ 日本一,いや世界一ステキ~♪
と,ハイタカをヨイショするには,ちょっとした負い目があります(^_^;)
それは・・・
「あんた,うちのこと,コチョウゲンボウって言うたんやてな」
「は,はい…。なんかちゃうな~とは思ったんですけど,
体が小さいし,目の上に白い線があるし,まぁええかなって…」
「はぁ?! 目ぇがちゃうやろ!」
「すんません(>_<)
ハヤブサ科のコチョウゲンボウは黒目がち(で,可愛い),
タカ科のハイタカさんは黄色い虹彩に黒目(で,怖そう)でしたね」
「しっかり見いや。基本中の基本やで」
妄想会話はさておき,
ハイタカの第3指と4指の間には小さな蹼(みずかき)があります。
オオタカやハヤブサにもありますよ。
オオタカ ハヤブサ
ハイタカは自主トレのリハビリを続けたのち,
無事に野生へ帰っていきました。
放野の様子は動画でご覧いただけます。
<おまけの蛇足>
文中の「ちゃう」とは「違う」という意味です。
関西人の定番の使い方はこんな感じ。
「ちゃうちゃう,ちゃう?」(チャウチャウと違いますか?)
「ちゃう,ちゃうちゃう,ちゃう」(違います,チャウチャウと違います)
救護センタースタッフ 吉川