救護センターブログブログ

2018年8月24日(金)鳥はなぜ飛べるの?~体の中の不思議編~

みなさんも一度は空を自由に飛べたらなぁ~と思ったことが
あるのではないでしょうか?
では鳥はどうして飛べるのでしょうか?翼があるからでしょうか?
実は鳥の体には空を飛ぶためのさまざまな工夫がされているのです!

第1回「鳥はなぜ飛べるの?~羽の不思議編~」に続いて,
第2回は鳥の体の中の不思議について迫っていきたいと思います!
鳥の体の中を想像できるでしょうか?フライドチキンを思い出すとなんとな~く,
骨や筋肉がわかるでしょうか?

鳥の胸の筋肉は翼を動かすために発達しており,なんと体重の15%~25%を
占めていると言われています。
その筋肉を支えるために「竜骨突起(りゅうこつとっき)」と呼ばれる
大きな骨があります。

鳥の体の中でも特に大きい骨です。
しかし,これほど大きな骨を持っていても鳥の骨量は体重の5%ほどしかありません。


翼や頭の骨には空気が入っている「含気骨(がんきこつ)」と呼ばれる骨があり,
中はスポンジのような構造になっていますね!
例えば,牛の骨は中が詰まっていて,比べると違いがよくわかると思います!
スポンジのような構造を持っていることで骨を軽くし,
体重を軽くすることで飛びやすくしているのですね。
含気骨を見てみたい人はフライドチキンの残った骨を実際に折って
中を観察するのも良いと思います!

鳥がなぜ飛べるのか体の中から見ていくとさまざまな工夫があるのですね!

次回は,鳥が飛ぶためにどのように食べ物を消化しているのか,
その秘密に迫っていきたいと思います!
お楽しみに!!

救護スタッフ 井上