救護センターブログブログ
2018年7月20日(金)何かな?
ハヤブサのケージを掃除しようと中に入ったら
止まり木にこんなものがありました。
これが何かわかりますか?
ウンのつくものみたいだけど…
これはフンではなく,
ハヤブサが消化できずに吐き出したもの,ペリットです。
前日のエサがヒヨコだったので,こんな色と見た目をしています。
ペリットをほぐしてみると,ほとんどがヒヨコの羽毛でした。
その中に何やら塊がありました。
筋胃(きんい)です。
砂嚢(さのう)や砂肝とも呼ばれる消化器官で
筋肉がとても発達していて分厚く,弾力に富みます。
ハヤブサの筋胃を以てしても,ヒヨコの筋胃をすり潰せなかったのか…。
それとも,ヒヨコの筋胃の消化に時間をかけるぐらいなら,
さっさと吐いてしまうようになっているのか…。
どちらにしても,筋胃は食べにくいのでしょうね。
ごくたまに,筋胃だけを食べ残していることもあります(´_`)
ハヤブサにはマウスも与えています。
翌日にはこんなペリットが出ます。
マウスの毛の塊の内側から,骨が出てきました。
ハヤブサの普段のエサは馬肉と鶏頭です。
ペリットを出すことを期待して,羽や毛のあるエサも与えているので
ちゃんと出してくれると,ホッとします。
「絶食日もあるのよ。健康のためなんだって。」
救護センタースタッフ 吉川