救護センターブログブログ
2018年3月16日(金)2月の救護状況
先月は鳥類8羽,哺乳類1頭の計9頭羽の持ち込みがありました。
そのうちホンドテンが元気に野生へと返っています。
現在はホンドフクロウ,シロハラ,ツグミが野生復帰へ向けて
治療とリハビリを行っています。
ホンドテン
ホンドフクロウ
シロハラ
ツグミ
だんだんと気温が高くなり,春が近づいてきましたね。
暖かくなってくると野鳥たちにとっては巣作り,繁殖の時季が始まります。
救護センターでも度々「野鳥のヒナを拾わないで!」とお伝えしてきました。
地面に落ちているヒナを見つけると,
心配になってついつい連れて帰りたくなってしまうかもしれませんが,
親鳥が近くで見ている可能性があります。
人がそばにいると警戒して近づくことができません。
すぐにその場を立ち去るのが一番です!
道路などの危険な場所にいる場合は,近くの植木などに移してあげたり,
巣が近くにある場合は戻してあげてくださいね。
また,子育て中の親鳥はとても神経質で,人に対して攻撃をしかけてくることや,
過度な危険を感じるとその巣を放棄してしまうこともあります。
親鳥が首を伸ばしてこちらを見ていたり,羽毛を逆立てていたり,
鳴き声を出しているときは警戒をしているサインです。
不用意に近づきすぎたりせずに,その場を離れましょう。
野鳥も人も穏やかな春を過ごせるよう,ご協力をお願いします。
救護スタッフ アベ