救護センターブログブログ
2018年2月15日(木)ハウスができるお利口さん
飼い犬に「ハウス」と号令をかけると,犬舎へ戻っていきますね。
救護センターでリハビリ中のキセキレイも「ハウス」をするのです。
キセキレイはネズミ捕りシートにくっついてしまい,
胸からお腹にかけて羽がごっそり抜けた状態で救護されました。
羽が生え揃って放野できるまで,
暖房設備のある室内ケージで過ごさせています。
止まり木を付ける場所がなく,脚立に枝をくくりつけています(^。^)
このケージは元々,哺乳類用の寝室として設計されているので窓がなく,
仕切りの内扉を開けると,地面のある室外に出られるようになっています。
室外のケージには,朝10時ごろから午後2時過ぎまで日が差します。
お天気の良い日は仕切り扉を開けておくと,
いつの間にか日向ぼっこをしに行っています。
日光浴~♪
陽だまりに水皿を置いておくと,水浴びをして羽繕いをし,お手入れも怠りません。
救護センターに来た当初より羽の発色も良くなり,
日に日にキセキレイらしくなってきています。
午後2時をまわって日が陰り,そろそろ暖房室に入れようかなと思って見に行くと,
脚立の枝に止まっているのです。
ただいま~♪
たまたまかな,と思っていたのですが,毎回,自主的に戻ってきています。
追い立てたりしなくても,ちゃんと部屋に戻ってくるなんて!
スタッフの間では「自分でハウスができるお利口さん」と評判です。
「寒くなってきたし,暖かい部屋に戻ろうっと。」とでも思っているのかな。
放野まで,あとしばらくです。
上から見ると灰色の鳥♪ なるほど gray wagtail ですね。
救護センタースタッフ 吉川