救護センターブログブログ
2018年1月9日(火)鳥の足指は何本?
去年,旅行で訪れた台北動物園の休憩所に
こんな素敵なテーブルがありました。
脚に注目! 鳥の足指の形になっているのです。
左から弁足,正足,対趾足,蹼足です。
鳥の足指は大まかにこの4つに分類されます。
弁足(べんそく)はオオバン,カンムリカイツブリ,カイツブリなどの
水鳥に見られる足指です。
指の一本一本に木の葉のような形の水かきが付いています。
オオバンです。
正足(せいそく)は普通によく見かける鳥の足指で
三前趾足(さんぜんしそく)とも言います。
枝に止まるときは,前向きの3本と後ろ向きの1本の指で枝をつかみます。
ハヤブサは足で獲物を捕らえるので,指も爪も長いですね。
泳げる鳥にも正足の鳥はいます。
バンです。
水かきが無くて泳ぎにくいからか,首を前に突き出して「よいしょ,よいしょ」と
頑張って泳いでいるように見えます。
でも指がとても長いので,水草の上や泥沼では軽やかな足どりです。
対趾足(たいしそく)は指が前後に2本ずつ付いています。
長時間,安定して枝に止まれるように,こんな形になっているそうです。
ツツドリです。カッコウ科の鳥だけでなく,キツツキ科,フクロウ科の鳥たちの足も対趾足です。
蹼足(ぼくそく)はガンカモ科やカモメ科などの水鳥によく見られる,ペタンとした
水かきのある足です。
これなら泳ぎやすいですね。
ウミネコです。
さて,タイトルの答えですが,もうお分かりですね。
一部例外もありますが,ほとんどが4本指です。
鳥を見かけたら,足元にも注目してみてくださいね♪
救護センタースタッフ 吉川