救護センターブログブログ
2017年11月5日(日)ヒドリガモ放野 \(^。^)/
10月26日のブログ『鴨来る』で紹介したヒドリガモです。
先日,やっと放野することができました。
救護センターに運ばれてきたときは,
首がパックリと縦に裂けるほどの重傷を負っていました。
傷が癒え,野生に戻せる日が来るなんて思ってもみなかったので感無量です!
救護センターにはカルガモがよく救護されて来ます。
ヒドリガモとカルガモを比べると,
同じ淡水ガモ類の仲間なのに,こうも違うのかと驚いたことがありました。
カモたちは長らく段ボール箱の中で安静にしていると,
羽繕いがうまくできず体も汚れ,水に浸かりたい欲求が高まります。
カルガモを水に入れたときは,わき目もふらず,人目も気にせず,
一心不乱にバシャバシャと水を浴びまくっていました。
しかも水に十分に浮くことはできず,体は沈みがち。
お,溺れる?と心配するほどでした。
一方のヒドリガモは,ただ静かに浮かんでいるだけだったのです。
カルガモのはしゃぎっぷりを数々見てきたので,拍子抜けしてしまいました。
毎朝の掃除のときも,カルガモケージの水は一晩たつと濁るのですが
ヒドリガモのほうは一晩たっても,まるで水を入れ替えたばかりのように
透き通っていました。
ヒドリガモは水の中であまりフンをしないの?
とてもキレイ好きなの?
今後,カモ類が救護されることがあれば,
その点も観察して究明してみたいと思います。
救護センタースタッフ 吉川