救護センターブログブログ

2017年10月26日(木)鴨来る

カモが渡ってくる季節になりました。
救護センターにもヒドリガモのメスが来ています。
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カモのメスはどれもよく似ていて,パッと見,茶色のカモです。
オスと一緒に泳いでいると,まだわかりやすいのですが
blog20171025_1 オナガガモ
blog20171025_2 ヒドリガモ

メスが1羽だけだと種名を特定するのは難しく,
「個体差もあるし,わからへん!」と頭を抱えることもあります(>_<)

くちばしの色や羽の模様,
過眼線(目の付近にある筋状の模様)の有無などで候補を絞っていきます。
blog20171025_3 ホシハジロ 嘴の先の白い線

blog20171025_6 トモエガモ 嘴のきわの白い点

このヒドリガモも,ヨシガモ? アメリカヒドリ? ヒドリガモ?と悩みに悩み
見れば見るほど,どれも正解のような気がして…。
結局,野鳥に詳しい方々に尋ねて,ヒドリガモとなりました。

この子は首に深い傷を負っていました。
ぐったりしていたので,縫合手術に耐えられるか心配でしたが
よく頑張ってくれました。

術後の経過も良く,エサもしっかり食べるようになり
日に日に元気が戻ってきているように感じます。
このまま順調にいけば,来週には水鳥用の泳げるケージに移せそうです。

          救護センタースタッフ 吉川