救護センターブログブログ
2017年7月26日(水)コオロギはじめました。
いつもは熱帯動物館からエサ用のフタホシコオロギを調達していますが
昆虫食の鳥の受け入れが続くと不足気味になってきます。
そこで久しぶりに繁殖させることにしました。
とは言うものの,さて,どうするんやったか…。
1年ぶりの繁殖再開です。
遠い記憶をたよりに,産卵床をつくりました。
卵でお腹がパンパンに膨らんだメスのコオロギを入れると
産卵管を刺して卵を産んでいます。
ちょっとゴキブリ感がありますね (^_^;)
コオロギは一度にたくさんは産まず,ちょっとずつ場所を変えて産みます。
しかし,産卵床を乾燥させてしまって,孵化に失敗…..
次は,保湿効果を高めるために底に綿を敷き
霧吹きでシュッシュと水分補給を欠かさず,孵化を待ちました。
でも,いつまでたっても何も変わらず。
また失敗か。。。と気落ちしていたら
何やら黒いケシ粒が動いているではありませんか!
やった~~~孵化に成功です (^。^)/
右は孵化したての半透明のコオロギ
右は孵化を待つ卵
コオロギは不完全変態なので,さなぎにはならず,
卵からいきなりコオロギになります。
小さな小さなコオロギは脱皮を繰り返して,大きくなっていきます。
救護センタースタッフ 吉川