救護センターブログブログ

2017年6月15日(木)瑠璃心~ガラスのハート

オオタカが保護されて救護センターに来ています。
久しぶりのオオタカなので,普段見慣れたハヤブサと比べると
ごっついわ~と思ってしまいます。
blog20170615ちょっと鳩胸です(^^)

大きいタカだからオオタカと呼ばれているのではなく
青みがかった灰色の背中をしているので
アオタカ(蒼鷹)が訛ってオオタカと呼ばれるようになりました。
オオタカはタカの中では中ぐらいのサイズです。

学名のAccipiter gentilisは,高貴なタカ類という意味で
孤高のイメージがそういう名を付けさせたのでしょう。

黄色い目を縁取る黒い眼帯と
意志の強さを感じさせる一筋の白い眉斑。
カッコよくて物事に動じないタイプに見えますが
実は繊細で,環境の変化にとても敏感です。

こんなガラスのハートを持ったオオタカなので
何日もエサの肉を残していました。
きっと不安で喉を通らなかったんでしょうね。

すっかり落ち着いたとは言い難いですが
それなりに,ここでの生活に慣れてきたようです。

     救護センタースタッフ 吉川