救護センターブログブログ
2017年3月12日(日)受難の冬
今冬は寒さが厳しく,雪もよく積もったため
山には餌となる草木の実や種が不足し
人里へと下りてきた鳥が多かったようです。
そのせいか,緑が多い住宅地で
飼い猫に襲われた鳥たちの救護が相次ぎました。
ツグミ,トラツグミ,アトリ,ジョウビタキ。
風切羽をむしられ,骨折し,血が滲み
飛べなくて,立ち上がることもできなくて
どの鳥も満身創痍の痛々しさでした。
命を落とした鳥あり,九死に一生を得た鳥あり。
悲喜こもごもの2月でした。
今も救護センターに残るアオバトは
ゆっくりゆっくり回復の兆しを見せています。
春になればアオバトは
飛べるようになっているかな。
まだまだ食の細いアオバトが
モリモリ食べて体力をつけられるよう
試行錯誤の餌づくりが続きます。
救護センタースタッフ 吉川