救護センターブログブログ
2017年2月6日(月)まだまだ頑張るぞ v(^~^)v
トビの止まり木を付け替え,ここ数日は微調整を繰り返しています。
猛禽用の止まり木は,ある程度の太さが必要です。
いつでもすぐに作業できるよう,園内で切り出された様々な木の枝を
ストックしています。
今回の止まり木には,去年の夏に類人猿舎からもらってきた
アカメガシワを使いました。
この木はパイオニアツリーと呼ばれ,生育が早いのが特徴です。
太めの枝でも軽く,この軽さがプラスティックのフェンス網に枝を取り付けるのに
ちょうどいいのです。
ケージの中と外を行ったり来たりしながら
ネジと結束バンドとコードを駆使して固定します。
人工芝を巻いたら,ひとまず完成~♪
そっと覗いて,トビが止まりにくそうにしていたら,高さを変えてみたりします。
トビは,いきなり上まで飛べるほどには揚力が回復していないので
階段状に枝を並べてみました。
ぴょん,ぴょんと飛び移って,いつも上段にいます。
孤高にたたずんでいるのか,まったりと日なたぼっこをしているのか,
ともかく気に入ってくれたようです。(多分)
救護センタースタッフ 吉川
*パイオニアツリー(先駆性樹木)とは,森林の伐採跡地や崩落地などの,
植物がまだ生えていないような日当たりのよい場所に,真っ先に育つ性質を
もった木です。
アカメガシワのほかにカラスザンショウ,タラノキ,ネムノキなどがあります。