救護センターブログブログ
2017年1月15日(日)窓ガラス衝突事故多発中!
救護センターには様々な原因で鳥たちが運び込まれますが,
ここ最近多発しているのが窓ガラスや建物への衝突事故です。
(実際にはその現場に遭遇することはあまりなく,
推測によるものも多いですが・・・)
持ち込まれる機会があまり多くはない
ウグイスやメボソムシクイがこの冬,立て続けに持ち込まれ,
いずれも衝突事故が原因と思われるものでした。
内,半数以上が衝突したことにより脳震盪を起こし,
衰弱し間もなく,亡くなってしまいました。
衝突する勢いが激しい場合,嘴が折れてしまったり,
骨折をしてしまうなどの大怪我を負ってしまうこともあります。
下の写真は衝突疑いで運び込まれたキビタキとツツドリです。
では,このような事故は防ぐことができないのでしょうか?
窓ガラスへの衝突事故には予防策があります。
それは,ガラス面にバードセイバーを貼ることです。
バードセイバーとは,鳥のシルエットを模したステッカーのことで,
鳥が窓ガラスにぶつかるのを防ぐものです。
これを貼ることで,全ての事故がなくなるわけではありませんが,
少しは効果があるかもしれません。
現在救護センターにいる,衝突事故により怪我をしたと思われる
メボソムシクイも,治療で1ヶ月ほどかかり,その間に季節が進み冬になり・・
夏鳥であるため,放野することができなくなりました。
救護センターで越冬させ,春先に放野予定です。
今は広いケージの中でたくさんエサを食べ,筋力をつけてもらい,
春を待ちたいと思います(^^)
※現在鳥インフルエンザ流行のため,傷病鳥類の受付を一時停止しております。
救護センタースタッフ 勝見