救護センターブログブログ
2016年11月24日(木)役に立つ野草
救護センターの,猫の額ほどの前庭に植えたゲンノショウコが
次々と種を飛ばしています。
種をはじき出した実の皮が,くるんとカールする姿から
ミコシグサ(神輿草)とも呼ばれています。
晩夏から秋にかけて,こんな花が咲きました。
フウロソウ科の多年草で,
古くから下痢止めの民間薬に利用され,
その素早い効き目から「現の証拠」の名前が付けられています。
茎は地表を這い,他の植物が生えるスペースを無くしてしまうので
この夏は,雑草抑えのグランドカバーに効果がありました。
夏の終わりから咲きだした可憐な花には,小さなチョウが蜜を吸いに来たり,
バッタが葉を食べに来たりしていました。
のどかな情景に目を細め…ることなく,爛々と光らせて虫をゲ~ット!
捕った虫はツバメなどの昆虫食の鳥のおやつにしていました。
来年も雑草除け&可憐な花&虫狩り場として活躍してくれることでしょう。
救護センタースタッフ 吉川