救護センターブログブログ
2015年2月15日(日)鳥の種まき
この冬に入り,2羽目のトラツグミが持ち込まれました。
主にミミズや昆虫を食べますが,
今の時期はミミズ類のほか,
冬場の貴重なカロリー源である,木の実などを食べています。
救護されてきた翌日,糞と一緒に
こんなものがでてきました。
調べたところ,恐らくナンキンハゼの種子ではないかと
考えられました。
もともとは白い皮に包まれている種子ですが
胃の中で消化され,この黒い種子が
でてきたのでしょう。
鳥は植物の実から栄養をもらい,
植物は自分の行けない遠い場所へ鳥に種を運んでもらう,
持ちつ持たれつの関係となっているのですね。
前回のブログで紹介されたイカルは,
あの大きな嘴で実の中の種を割って食べるため種子散布に
あまり貢献していない鳥の一種です。
救護センタースタッフ 勝見