救護センターブログブログ
2014年6月13日(金)ホシハジロが園内へ…
今年の1月にホシハジロ♂が持ち込まれました。
持ち込まれたときは左の翼の付け根に傷を負っていたのと,
首に釣り糸が絡まって皮膚がはがれていました。
マンションの敷地内にいるところを保護されました。
翼の傷の直接的な原因はよく分かりませんが,
首の傷は人が釣り糸をその場に放置していたことが原因だと思われます。
放置した人からすれば,ささいなものですが,
小さな体の鳥たちにとっては,
命に関わるけがをしてしまうことがあります。
昨年の4月のブログでも紹介しましたが,
・釣り糸を捨てないこと
・釣り糸が落ちていたら拾うこと
これらを行うことで
今回のような被害を防ぐことができます。
首のけがは縫合し,治りましたが
左の翼がうまく上げられず,十分に飛ぶことができないため
野生に帰せなくなりました。
動物園に引っ越しすることが決まり,
4月7日に大水禽舎に移動しました。
うまく飛ぶことができないので
走って池にいくホシハジロ。
現在,大水禽舎には3羽のホシハジロ(♂2♀1)が暮らしています。
個体識別として,左脚にオレンジ,右脚に白の脚環をつけて
いますので動物園に来られた際は探してみてください。
(写真右下にいます)
救護センター 勝見