救護センターブログブログ

2014年1月11日(土)ハヤブサのダニ

野生動物に関わって数年になりますが,未だに慣れないものがあります。
それはダニです。
救護された動物に寄生しているダニを見つけると,どうも身体が痒い気がしてしまいます。
たくさん寄生しているところを見ると,ゾッとすることさえあります。

前回のブログ「昆虫のペリット」で紹介したハヤブサですが,保護時は羽の生えていない目の周りにダニがビッシリくっついていました。
軽く落とすと黒いダニがたくさん寄生していることがわかります。

薬を数日おきにかけ,落ちたダニを拾っていると,目の周りにいたダニと違う種類のダニも発見しました。

このダニは元気がよく,薬を直接かけても,数メートル歩いて移動していました。
ダニの寄生した動物が救護されたときは,他の動物にうつさないように,気を付けないといけません。

救護センタースタッフ 森本