救護センターブログブログ
2013年12月11日(水)ササゴイ2
ササゴイは,本州から九州以北に夏鳥として渡来し,繁殖します。暖地では越冬します。
南西諸島では,冬鳥。
川や水田,湖沼などに生息し,まれに海岸にも現れます。
小魚,カエル,エビなどを待ち伏せして捕食します。
木の葉や,虫を水面に浮かべ,近寄ってきた魚を捕らえるという賢い個体も確認されているようです。
ササゴイのササは,ささやか,いささか,さざなみなど,小さい,細かい,ほっそりという意味です。
また,雨覆羽が美しい笹のように見えることから,漢字で書くと「笹五位」とされています。
調べていると,個体数が減少しているという情報もありました。
京都府のレッドデータブックでは,準絶滅危惧種に指定されています。
4年ぶりの救護というのも,個体数の減少が関係しているのかもしれません。
なるべく多く,生息,繁殖できる環境があれば良いなと思います。
救護センタースタッフ 村上