救護センターブログブログ
2013年12月11日(水)ササゴイ
ササゴイの持ち込みは,4年ぶりです。
2009年までは,毎年数件,ほとんどが幼鳥で,7月から9月に持ち込まれていました。
今回のササゴイも幼鳥です。カラスに巣を壊されたため,持ち込まれました。
ササゴイの幼鳥を見たのが初めてのため,巣立ち雛なのか判断が難しく,受け入れることになりました。モロコを与えるとすぐに食べだしたので,親から与えられなくても自力で採食できるまで成長していることがわかりました。
早急に,放野したいと考えましたが,親鳥から離してしまったため,しっかり飛べるようになるまで飼育することになってしまいました。
親鳥から離してしまうと危険から身を守る事もうまくできない可能性があります。
自然界で生きていくためには,親鳥や兄弟,生活環境などからいろんなことを学ばなくてはいけません。
巣がなくなったり,天敵が近くにいたとしても親鳥が近くにいる場合や,幼鳥で飛べなくても,外傷がない場合は,極力手を出さないことが大切です。
救護センタースタッフ 村上