生き物・学び・研究センターブログ

2025年1月6日(月)センターの日誌084 頭骨と3Dプリンター

生き物・学び・研究センターは、動物園内にある、教育と研究を行う部署です。
このブログでは、動物園にあるけど飼育ではない、センターの業務をご紹介しています。

前回のブログでご紹介したクチヒロカイマンの頭骨の複製。
こちら、園内の頭骨をスキャンして、3Dプリンターで作製したレプリカです。

勿論重量や質感は違うものの、大きさや細かい凹凸までかなり正確に再現できました。

下は、同様に作製した、ニシゴリラ(メス)の頭骨の原寸大レプリカとミニチュア。
拡大縮小や複数作製が可能な点が、教育や普及啓発と相性が良いように感じます。

原寸大標本については、リニューアルしたMIKKEルームで展示を行っています。
「どうぶつみつけるナビ」で活用していく予定ですので、お楽しみに。

触れて学んでほしいという思いと、標本を保存するという博物館の役割。
二つの間のジレンマを埋めるツールとして、活用していきたいと思います。

土佐