生き物・学び・研究センターブログ

2024年10月25日(金)センターの日誌074 噴水池のスッポン

生き物・学び・研究センターは、動物園内にある、教育と研究を行う部署です。
このブログでは、動物園にあるけど飼育ではない、センターの業務をご紹介しています。

京都市動物園の噴水池には様々な生き物がいます
このうちウシガエルとアメリカザリガニの駆除のために、もんどりと呼ばれる網を池に仕掛けています。
ある日、網に、いつになく大きな生き物が入っていました。
大きなウシガエルかと確認したところ、網の中にいたのはスッポン。

実は、京都市動物園の噴水池には、2匹のスッポンがいるのです。
今回捕獲されたものは、そのサイズから小さいほうの個体だと思われます。

スッポンは、甲羅が角質化しないため、硬い甲羅をもつ他のカメと比べると非常に俊敏。
網から出すとあっという間に走り去り、池に潜って見えなくなりました。
いつも見ることができるわけではありませんが、暖かい日には甲羅干しをしていることもあります。
動物園にお越しの際は、探してみてください。

土佐