生き物・学び・研究センターブログ
2024年10月13日(日)センターの日誌072 どうぶつえん米を作ろう!2024稲刈り編
生き物・学び・研究センターは、動物園内にある、教育と研究を行う部署です。
このブログでは、動物園にあるけど飼育ではない、センターの業務をご紹介しています。
8月に無事実った稲。
9月下旬に、稲刈りを行いました。
前日まで天気の心配をしていましたが、結果は曇り。
まだ暑い日が続いていたので、作業にはちょうど良かったかもしれません。
数日間晴れが続いていたので田んぼも乾き、歩きやすい状態。
結果的にはベストコンディションでした。
小さいお子様から大人まで、総出で稲刈りをしていきます。
刈り取った稲を束にして逆さに吊るす作業を、はさがけと言います。
通常、この後2週間ほど乾燥させてから脱穀に移ります。
今回は、予め収穫して乾かしておいた稲を用意して、脱穀・精米も体験していただきました。
使用するのは足踏式回転脱穀機。
ペダルを踏んで回るドラムに穂先を当て、稲から籾を落としていきます。
大正時代の道具で、その後石油を用いた動力式脱穀機が普及するまで広く使われていました。
その後、籾摺り機で籾を取り除いて玄米に。
参加者の皆様にもお持帰りいただきました。
実は、動物園では米を与えている動物はほとんどおらず、稲わら部分の方が重宝します。
どのように活用しているか、今後ご紹介できればと思います。
土佐