生き物・学び・研究センターブログ
2024年10月5日(土)センターの日誌071 夏休み動物園教室:誰のごはん?誰のうんち?
生き物・学び・研究センターは、動物園内にある、教育と研究を行う部署です。
このブログでは、動物園にあるけど飼育ではない、センターの業務をご紹介しています。
今年も、8月に夏休み動物園教室を開催しました。
これは、午前中の涼しい時間に、屋内作業を中心として、生き物について学んでいただくイベントです。
今回御紹介する中学生向けの教室は「誰のごはん?誰のうんち?」。
動物園の動物の糞便からその動物の生活について学ぶ、というものです。
うんちと聞くと敬遠してしまう方が多いのですが、糞便は、動物の健康状態を知るための大切な指標。
動物園においては、血液、尿と並んで、よく獣医師が調べる対象にもなります。
水で溶くと、未消化な餌の残渣が出てきます。
出てくるものは、動物種ごとに千差万別。
普段なかなか挑戦しない作業に、各班一丸となって参加しました。
ペットフードを食べているイヌやネコに比べると、動物園の動物は様々なものを食べています。
糞便から見えてくる動物の生態や特徴、動物園の工夫について、学んでいただくことができました。
令和6年度の夏休み動物園教室の御紹介はこれが最後になります。
冬期には飼育体験を行うウィンタースクールも開催予定ですので、是非ご参加ください。
土佐