生き物・学び・研究センターブログ

2024年9月27日(金)センターの日誌070 夏休み動物園教室:身近な生き物を観察してみよう

生き物・学び・研究センターは、動物園内にある、教育と研究を行う部署です。
このブログでは、動物園にあるけど飼育ではない、センターの業務をご紹介しています。

今年も、8月に夏休み動物園教室を開催しました。
これは、午前中の涼しい時間に、屋内作業を中心として、生き物について学んでいただくイベントです。

今年の小学5・6年生向けのテーマは「身近な生き物を観察してみよう」。
緑豊かな園内を探検し、様々な生物やフィールドサインを探しました。

最初に、動物園のマップ上で、生き物をたくさん見ることができそうなルートを決めます。
その後、そのルートどおりに園内を巡り、動物やその痕跡を探しました。
これは、野生動物の研究などに使われる「ルートセンサス」という方法です。

クマゼミ。

カメムシの仲間。

カワウ。

昆虫の死骸や鳥の羽根などは、室内に持って帰って更に調べていきました。
多くの参加者の方から「時間が足りない!」というコメントをいただきました。
充実したイベントになったようで嬉しく思います。

普段歩き去ってしまう道も、注意深く見渡していくと、多くの生き物を見つけることができます。
動物園職員にとっても、発見の多い教室になりました。

土佐